2010年02月24日

「デイ・アフター・トゥモロー」を読んで

デイ・アフター・トゥモロー (竹書房文庫)デイ・アフター・トゥモロー (竹書房文庫)
著者:ホイットリー ストリーバー
販売元:竹書房
発売日:2004-04
おすすめ度:4.0
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小説と言うよりも映画批評みたいなものに近いかもしれませんが、映画を見にいってないので書いてみようと思います。



洋画らしい「異変」すら始まっていないうちに大波で人が死ぬ所からはじまりますが、正直この当たりは必要な描写だったのかな、といった気がします。まだ一番最初のお父さんが南極で異変に気づくところぐらいならまだしも、赤の他人が勝手に死ぬ所を描写されても、といった気がしました。また、警官が証券マンが外国映画お決まりの日本らしい描写も行われていました。物語が進んでいくになるにつれ、各地(主にアメリカばかりですが)の異常気象が現れ、竜巻で飛ばされていくビジネスマン達や突風でグシャっと潰されたおじさんなど、容赦なく自然が人を殺していくところが描かれています。

そんな中、全く意味のわからない行動に出るのが主人公であるジャック・ホールの動きです。彼は何を思ったのか大寒波に見舞われているこんな寒空の下で、息子のためにはるばる歩いて無事を確認しに行くという行動に出ます。普通だったら古気候学に精通していて政界にもコネがあるような自分がどんな仕事をやるべきなのかがわかるはずなのですが、彼にとっては多くの人間よりもクイズ大会中に異常気象に巻き込まれて死んでいるのか生きているのかすら分からないような息子一行を探す方が重要だったようです。これはアメリカ人の人たちだったら理解が出来る行動なのでしょうか。

ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、はっきりいってこの物語自体は全くオチが分からない話ではあるのですが、自然の驚異がどのようなものであるかを頑張って伝えたかったんだろうなぁといった感じはつかんで取れました。ただ、僕の読解力が無いだけなのかもしれませんが、流石に3DやCGをふんだんに使っていた(と思われる)映画の内容をそのまま活字で移しなおそうというのは相当な文才が無ければ難しいので、イマイチ想像しにくい本でした。

ちなみにこの本の最初の方には映画の各シーンがスクリーンショットとして納められており、さらに撮影現場の様子なんかも書かれています。「CMで使われていたこのシーンはCGだったのか」等の確認が出来たりするのですが、ウォール街などは実際にその場に行って撮影を行っているそうです。

デイ・アフター・トゥモロー [DVD]デイ・アフター・トゥモロー [DVD]
出演:デニス・クエイド
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2008-10-16
おすすめ度:5.0
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